toride green spiral

RIMG0196

ベンチ1

ベンチCG

ベンチスケッチ

ベンチ裏詳細

ベンチ脱着

ベンチ裏面

東京藝術大学が取手競輪場(茨城県)と共同して進めた「取手けいりんサイクリングアートプロジェクト」における計画で、移動可能な屋外用ベン チの計画である。同プロジェクトがテーマとしてきた「輪」というモチーフに、将来へのつながりとしての「時間軸」を加え、 「スパイラル」というコンセプトが生まれた。このベンチは、単体で使用したり、つなげて使用したりすることができ、また、ベンチには、面ファスナー(マジックテープ)によって、人工芝が巻き付けられ、風景の形成にも寄与する。人工芝の展開図は、単純な長方形となるようデザインされており、使用者の好きな素材に変更することもできる。スケールを横断して機能するベンチ、すなわち、家具が人間の活動と結びつき、さらにそれが空間や環境の形成にもつながっていくようなものがめざされた。ベンチ本体の素材はFRP樹脂、寸法は、巾770mm,奥行400mm、高さ400mmである。

TORIDE GREEN SPIRAL(『コンフォルト』建築資料研究社, 2009.10 )

研究代表者:六角鬼丈 計画:高田傑 デザイン:羽藤広輔