巡り歩くMONZEN
(「建築・デザイン工学設計製図Ⅲ」提出作品/B4 ダワーゾリング・ノムーン)
世界中に人や物、お金や企業がつながっている現在、今後もますますグローバル化が進むと言われる。国籍や民族の異なる人々、そしてそれぞれが持つ文化がグローバル化する世界で異文化としてグラデーションを描き始めた。外国人と少しでもコミュニケーションを取り、異文化交流することで生まれるコミュニティーから都市が活生化し、都市の人々のグローバルの理解が深めると考える。そこで、私は外国人の目から日本を考えてみた。伝統的なアクティビティが多い日本では文化体験しに来る海外な旅行者がますます増えている。日本文化が好きで日本に来たがる外国人が数多くいるが、今の日本では海外人とのコミュニケーションを避け、英語が苦手な人々が多くいるように感じた。一方、長野市の善光寺は年間600万人もの観光客が訪れる観光地である。1000年以上の歴史を持つこの寺の周りには、何百年も前からいわゆる「門前町」が形成されてきた。近年、門前町には空き家空地、それを利用したパーキングが増えてる。そこで、対象敷地善光寺周辺の門前町で様々な日本の文化体験できる点在型の文化体験施設を配置し、町を巡り歩く海外な旅行者をキャッチして住民の人々と交流できる場所を作りたいと思った。プログラムとして中央通りから一歩ずれた町に空地や空き家をピックアップし、日本で最も人気のあるアクティビティを10個選び、門前の特徴に合わせて設計を進めた。その10個の体験場を繋ぎ、似たような外観で次々と見つけたくなるようなルートとなる。