santen shop design competition 2018

「SANTEN SHOP DESIGN COMPETITION 2018」に研究室から2案応募し、それぞれ下記の賞をいただいた。

http://www.santen-corp.com/news/2018/11/12/5225/

受賞名:五十嵐啓賞
作品名:我思ふ、故にそば在り。
作者:牧田桃香、金島飛翔、上田春彦、糸井梓
提案意図:食べ物とは食べる場所・空間により本来の味に近づけると思う。日本における伝統的な食べ物であるそばは、すすって食べる時にその風味が味となり身体中に広がる。長野県戸隠ではソウルフードとして“戸隠そば”が受け継がれている。涼しい大自然の高原で採れたそば粉に冷たい清流が加わり、引き締まった歯ざわりがある。神社へと続く参道の一本道を表す通路で精神を研ぎ澄まし、その先の空間で戸隠そばと向き合う。そばを食べる空間には外の大自然が舞い込み、戸隠らしさを目の前にして五感を使ってそばと向き合うことができる。戸隠そば本来の味と最大限に向き合うことのできる蕎麦屋の提案である。

1枚目

我思ふ、故にそば在り。 B4-1

2枚目

我思ふ、故にそば在り。 B4-2

 

受賞名:宮下智裕賞
作品名:おはしのはなし
作者:酒井禄也、渡邊望、松本健太郎、漆畑幸樹
提案意図:インターネットが普及する現在において「モノ」は店舗に直接行かなくても手に入れることができるのが当たり前になっている。また、VRなどの技術によって実店舗の必要性は減少するであろう。その時、専門店に必要なのは地域性ではないだろうか。「モノ」が単純に人と店舗をつなぐだけでなく、人と人、人と街をつなぐ役割を持つような「専門店」をデザインする。人と人、街と人を結びつけるためには、人々が互いに共有することのできる「モノ」である必要がある。そこで、“箸に始まり、箸に終わる”ということわざがあるように昔から日本人の生活の中に浸透している「箸」に着目する。箸は日常的に使う小さな道具であり、生活に欠かせない「モノ」で、日本人であれば誰もが同様の認識を持っている。「箸」を取り扱うことで人と人、街と人をつなぐ新たな「箸専門店」を提案する。

1枚目

おはしのはなし M1 -1

2枚目

おはしのはなし M1 -2