食事、仕事、パーティーなど様々な活動を許容し，引っ越しの際はコンパクトに解体することができるよう計画した。通常、テーブルは、天板、脚といった、具体的に規定された部材から組み立てられるが、このテーブルでは、それぞれの構成要素を、できる限り自由で純粋なものとし、固定された定義から解き放っている。その一方で、接合部のディテールは、機能上必要な形をデザインに反映し、注意深く全体の表現につなげている。天板から突き出した部材は、このテーブルで繰り広げられる様々な活動をゆるやかに領域分けするとともに、電化製品の使用の手がかりとなっている。材料はラジアタパイン集成材、全体の寸法は、巾2,100mm、奥行1,050mm、高さ850mmで、天板の寸法は巾1,800mm、奥行900mmである。PLUME ART主催「若手デザイナー作品募集」入選。
BARCA（2010） 羽藤広輔
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