How to walk in the KUSANAGI

草薙の歩き方 〜新旧参道の再編成〜 (「建築設計製図第Ⅴ」提出作品 / B4 渡邊望)

参道とは、地域住民の社交場で人々の活動を表現できる空間である。
静岡県静岡市の草薙には、駅前から神社までを結ぶ2本の旧参道と新参道の3本の参道がある。これらを再編成しながら参道を中心としたまちづくりを提案するとともに、まちの拠点となる文化複合施設を計画する。
まず、まちの歴史・文化や人々の生活が景観として表れているものをリサーチし配置図にプロットした。新旧3本の参道が駅前から神社前で収束する構造をまちの特徴として読み取り、それぞれの参道の特徴を茶・祭・ハイキングの3種類に分類した。
神社前に計画する文化施設では、来訪者がまちへ歩き出す出発点となり、ここから人々が再びまちへ拡散していくよう、まちの構造を反転させた平面計画とした。すなわち、まちを構成している要素がそのまま平面構成となり、参道をイメージした通路に沿って茶・祭・ハイキングに関連したプログラムを配置した。
また計画建物は、土地になじむ土着的なもの、力強い建築物になるよう、丘陵地という地形をイメージした丘のような外観とした。
訪れた人々は神社前を出発点とし、縦横無尽にまちを歩き回り、今まで知らなかった景色、出会うことのなかった人々と触れ合い、まちを活性化するコミュニティを形成していくだろう。

渡邊ドローイング11

渡邊ドローイング33

渡邊敷地模型11

渡邊メイン模型11

渡邊メイン模型222

渡邊模型内部11